博士課程大学院生の鈴木碩通の論文が、国際陸水学会が主催するThe Brian Moss Student Competitionで1位(First Place)になりました(こちら)。

受賞論文
Limnology and Oceanography誌 2025 Volume70, Issue1 Pages 113-127
Differences in factors determining taxon-based and trait-based community structures: a field test using zooplankton.

Brian Moss博士(1943-2016)はLiverpool 大学の名誉教授で、淡水生物学の教科書を執筆するとともに、湖沼生態系や淡水生物に関する多くの研究をつうじて、陸水学のみならず生態学や環境学で指導的な役割を担った研究者です。この国際陸水学会の学生論文コンテストは、彼の功績と哲学(自分自身に真実を)を背景に、陸水学や淡水生物学を志す大学院生を後押しするために設けられました。審査は、各国のコミティーがそれぞれの応募者のなかからからすぐれた論文を1つ推薦し、その中から学会選考委員会が投票して順位を決めるというという手順で行われました。今回は、21カ国から推薦された論文の中で鈴木くんの論文が1位になった、とのことです。

コンテスト1位の褒賞として、2026年5月にモントリオールで行われる国際陸水学会大会に招待され、受賞講演を行うことになっています。鈴木くん、受賞講演、がんばてください。