開催概要

日本陸水学会 第82回大会(仙北市田沢湖大会)を下記の要領で開催いたします。本大会は温泉ホテルを貸し切り、参加者が一処に集うという、かつてないユニークな大会となります。最新の研究成果や陸水環境に関わる課題の発表と議論、田沢湖をテーマにした公開講演会やエクスカーションなど、多彩な企画も用意されておりますので、大勢の方のご参加を期待しております。

大会テーマ

「陸水学の今と将来、社会に開かれ貢献出来る陸水学を目指して」

秋田県仙北市には日本最深の田沢湖があり、その湖底は海面より深いことで世界的にも有名です。また、温泉も豊富であり、日本の陸水学にとっては豊かなフィールドと言えるでしょう。かつてこの田沢湖には、クニマスを始めとする多様な生物が生息していました。しかし、1940年に国策により酸性化し、多くの生物が生息出来なくなりました。この人為酸性化には陸水学者もかかわっており、我々陸水学を志すものにとっても責任は少なからずあります。仙北市では、100年先に田沢湖が再び生物豊かな湖になることを目指し、今何をすべきか考えています。田沢湖の将来を一緒に考えることは、「陸水学の今と将来」を見つめる上でも絶好の機会になるでしょう。陸水環境に係る最新の研究成果と議論等を通じ、学問のさらなる進展と、「社会に開かれ貢献出来る陸水学」を再認識出来る大会になれば幸いです。

会期

2017年9月28日(木)〜10月1日(日)

日程

9月28日(木)
幹事会、各種委員会、評議会、一般講演、課題講演、自由集会
9月29日(金)
一般講演、課題講演、ポスター発表
9月30日(土)
総会・学会賞授与式、一般講演、課題講演、ポスター発表、懇親会
10月1日(日)
エクスカーション(田沢湖)(予定)、公開講演会

場所

田沢湖高原温泉郷 駒ケ岳グランドホテル

〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内駒ヶ岳2−30(地図

交通

JR秋田新幹線 田沢湖駅よりバス35分 上高原温泉下車

田沢湖駅発のバス時刻表(ホテルの送迎バス発着時間後日お知らせします)

宿泊

・今大会は温泉ホテル全館貸し切で行います。
・重要な陸水の1つ「温泉」を楽しみながらの大会です。
・大会参加者は会場となる駒ケ岳グランドホテルにご宿泊していただくことになります。
 宿泊に際し、学生会員には格安なプランを提供しています。